より大きく、より良く、より明るく~ビットコインの爆発的な反騰にさらなるメリットがある3つの理由~

ビットコインのブレイクアウトについて話そう。BTCは週末に一時24,000ドルを超えて史上最高値を更新し、その後まもなく23,000ドル台に戻った。記録的な価格に達したのは、BTCが最初に20,000ドルの壁を超えてからわずか4日後。ここ2週間以上、ビットコイン価格は重要な19,400ドルのレジスタンスレベルの突破に何度も失敗していたが、とうとう12月16日にそのハードルを越えた。

トレーダーの頭に浮かんだ大きな疑問は、この反騰の原動力は何か、そしてさらに重要なのは、次に世界をリードする仮想通貨がどれかであろう。

ビットコインにより成長の余地があると私たちが考えるのには、3つの説得力のある理由がある。

  1. 取引ボリュームの回復
  2. 段階的な清算
  3. ステーブルコインの流入増加

健全な取引ボリューム

Coinbase、Binance、Bybitを含むほとんどの主要取引所では、BTCが20,000ドルを突破した12月16日以降、ビットコインの取引ボリュームが約8倍から9倍に増加した。

移動平均と出来高を含む1時間のビットコイン価格チャート

Chart, histogram

Description automatically generated出典: TradingView.com

ビットコインの史上最高値を突破するのに長時間かかった理由は、ほぼ間違いなく、その取引ボリュームの伸び悩みである。ビットコインが19,400ドル以下をうろうろしていた時、さまざまな取引所のヒートマップは、19,400ドルから20,000ドルの間で大きな「売りの壁」を呈した。これは、ビットコインがボリュームの大規模な臨時の急上昇によりそのレジスタンスレベルを超えない限り、史上最高値を更新する可能性が低いことを意味する。

だが、ビットコインが突破に至る瞬間に、主要なスポット・ディリバティブ取引所全体における出来高が、数時間のうちにほぼ9倍に増加した。これは最終的に段階的な清算につながり、ショートスクイーズを引き起こした。

段階的な清算

ショートスクイーズは、市場参加者のポジションが大きくショート(売り)に傾いた時に発生し、ビットコイン価格が上昇する。

投資家がビットコインをますます空売りしようとしている場合、またはBTC価格に賭けている場合、BTC価格が上昇すると、空売り筋はポジションを調整しようとする。彼らは損失を限定するために買い戻す必要があり、買い手の需要の高まりにつながる。

インデックス価格に対するパーペチュアルコントラクトのプレミアムインデックスは、BTC価格が20,000ドルを突破する間はマイナスだった。これは、スポット市場が急増を導いていたことを意味する。同様の急増は、ディリバティブ市場でも見られ、大量の注文が行われた。Bybitだけでも、12月16日に5 BTCを超える注文数が3倍以上まで飛躍的に増加した。また同じ日に、10 BTCを超える注文数も倍に増え、12月17日には3倍に達した。結果として、連日の大量注文はビットコインの価格を20,000ドル以上に押し上げた。

ビットコイン価格が20,000ドルを超えて上昇し始め、空売り筋に圧倒されたことから、空売り契約の一斉清算を招いた。空売り契約の段階的な清算は、必然的に購入量に支えられて短期間に増加し、反騰に拍車をかけた。

ステーブルコインの流入増加

ビットコイン先物市場で大規模なショートスクイーズが発生した一方で、ステーブルコインの流入がすべての取引所で同時に急増し始めた。CryptoQuantの「ステーブルコインアドレス数」の指標は、BTCが19,700ドルを超えると、ステーブルコインのデポジットが急速に増加したことを示している。

ステーブルコインの流入は、仮想通貨市場における、購入者全体の需要を観察するための重要な目安となる。仮想通貨取引所で、多くの投資家は利用しやすさから、保有資産に対し売却よりもステーブルコインによりヘッジする。従って、仮想通貨取引市場で様子見の資本の大半は、TetherやUSDCのようなステーブルコインで保管される。

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Description automatically generated出典: CryptoQuant

When stablecoin deposits rise, it typically shows that sidelined capital is entering back into Bitcoin. The synergy of growing stablecoin deposits and the major short squeeze caused an explosive upwards movement.

ステーブルコインのデポジットが増えると、それは通常、様子見の資本がビットコインに戻ってきていることを示している。ステーブルコインのデポジット増加と主なショートスクイーズの相乗効果が、爆発的な上向きの動きを引き起こした。

CryptoQuantのキ・ヨン・ジュCEOは、価格が20,000ドルに近づいており、センチメントはBTCの購入に傾いているようだと述べた。また、「20,000ドル突破前の7分間に、多くの人がステーブルコインを取引所にデポジットした。価格はコンセンサスがすべてだ。私はその時点で、センチメントは$BTCの買いに変わったと見ている。この指標は、購買力を確認するのに役立つ」と語っている

ビットコインにさらなるメリットがある3つの理由

3つの重要な要素を満たしている限り、ビットコイン価格は反騰を続ける可能性がある。1つ目は、BTCが23,800ドルのレジスタンスレベルを超えるために、取引ボリュームが高いままで保たれる必要があることだ。このレジスタンスレベルは、BTC価格が24,000ドルを突破した直後の12月20日に発見されたものだ。2つ目に、ステーブルコインのデポジットは、買い手の需要に応えるために停滞を避けなければならない。3つ目に、クジラによる大量売却を相殺するために、機関投資家の需要は一貫して高いままでなければならない。

これまでのところ、機関投資家向け取引所の出来高、CMEのビットコイン先物市場、Bakkt等のさまざまな指標は、機関投資家のBTCに対する需要が引き続き高いことを示している。

CMEの2021年初頭にイーサリアム先物を発売する計画は、ビットコインおよび仮想通貨市場全体の展望をさらに明るくする。この動きは、その他の仮想通貨の適用範囲拡大を正当化するために、CMEがビットコイン先物市場からの十分なボリュームと売買活動を見込んでいることを示している。

Chart, bar chart

Description automatically generated出典: Skew

Skewのデータは、CMEのオープンインタレストが、主要なビットコイン先物取引所の中で2番目に大きいことも示している。スタートとしては悪くない。機関投資家の取引活動の継続的な増加は、ビットコインのモメンタムを維持するための重要な触媒であり続けるだろう。私たちに関する限り、機関投資家の受容はこれから起こるのではなく、すでに到来しているのだ。