BTCUSD 無期限契約にて新規注文を作成する際、推定注文コストが注文ゾーンにリアルタイムで表示されます。

赤いボックスに表示されているコストは、注文コストを表示しています。
注文コストとは何ですか?
注文コストは、新しいポジションを建てるために保持していなければならない資産額です。これは、推定される必要証拠金と、ポジションの参入、決済双方の推定取引手数料の合計です。注文コストは、BTCUSD 無期限契約の場合は単位が BTC、BTCUSDT 無期限契約の場合は単位が USDT で表示されます。
Q: 注文コストには、注文タイプ(指値注文または成行注文)に関係なく、テイカー取引手数料が計算に使われるのですか?
A: はい。注文の有効性を保証するために、注文コストはより保守的な方法で算出しています。言い換えれば、それはポジションの参入、決済注文両方がテイカー取引として執行されることを前提としています。実際に発生する(支払い・受け取り)取引手数料は、注文の約定方法によって決まります。
注文コストの 3 つの要素
注文コスト = 必要証拠金+参入取引手数料+決済取引手数料
たとえば、トレーダーが5倍のレバレッジで 10,000 BTCUSD 契約を購入するために$ 9,100 で指値注文を出します。
1.必要証拠金
必要証拠金は、注文数量と見積執行価格によって計算されます。成行注文の場合、見積執行価格は最良買い気配値、あるいは最良売り気配値です。指値注文の場合、通常、参入見積執行価格は注文価格です。
現在、市場価格は約 9,150 ドルです。$ 9,100 で購入する指値注文を出した場合、推定執行価格は $ 9,100 です。
必要証拠金 0.21978 BTC: 10,000 / 9,100 ×(1/5)
詳細については、「証拠金と維持証拠金とは」をご参照ください。
2. 参入注文手数料
参入注文手数料もまた、見積執行価格と注文数量に基づいて計算されます。
参入注文手数料の計算には概算参入価格を使用します。これは 0.00082 BTC です:10,000 / 9,100 × 0.075%
3.決済注文手数料
決済注文手数料は、この注文の推定破産価格を使用します。破産価格は、かかるポジションの証拠金全額を失う時の価格です。詳細については「破産価格とは何ですか? (インバース型契約)」をご参照ください。
このポジションの破産価格 $ 7,583.33 = 9,100 × 5 /(5 + 1))
決済にかかる推定手数料、 0.00098 BTC = 10,000 / 7,583.33 × 0.075%
合計注文コスト 0.2215 BTC = 0.2197 + 0.00082 + 0.00098
一方、条件付き注文を使う場合、発注時には注文コストは計算されません。条件付き注文がトリガーされたときに初めて計算され、留保されます。条件付き注文設定の際に表示される注文コストは参考としてご覧ください。
ポジション決済の注文コスト
市場の状況が変化するにつれて、トレーダーは BTC 価格が下落することを懸念しています。トレーダーは保有するロングポジションを減少または解消しようと思います。
- ポジションを減少させるために 5,000 BTCUSD 契約の売り/ショートを提出します。→ 注文コストは、0
- ポジションを解消するために 10,000 BTCUSD 契約の売り/ショートを提出します。→ この場合も、注文コストは、0


Q: いずれの場合でも注文コストが0になるのはなぜですか。
A: 10,000 BTCUSD のロングポジションを保有している時に、5,000 または 10,000 の契約を売りショートすると、ロングポジションが実質的に減少または解消されます。保有ポジションを減少させる注文によって、留保されていたポジション証拠金が解放されます。したがって、そのような注文を設定すると注文コストは 0 になります。
- ポジションの反転: 市場価格が $ 9,070.5 に下がりました。トレーダーは、保有しているロングポジションをショートに変えることにしました。彼/彼女は 18,000 の売り/ショート注文を出します。注文コストは、合計注文数量ではなく、差分である 8,000 のショートポジションに基づいて計算されます。

両建て(USDT 契約取引)では、「参入注文」では注文コストが必要となりますが、「決済ズ注文」では必要とされません。
注文金額の確認方法は?
注文コストの見積もりは、注文ゾーンと注文確認ウィンドウの両方で確認できます。
