イーサリアムと金に続き、ビットコインがレジスタンスを上抜け高騰

重要ポイント 

  • BTCが重要なレジスタンスレベルを上抜け、取引高と先物の未決済建玉が3月の急落以来で過去最高に
  • BTCは金に対抗して着実な上昇を継続、より幅広い受容を示す
  • FRBの記録的なバランスシートと拡大を続ける米国の財政赤字が、暗号通貨を引き続き支える

過去最高を記録し2,000ドルの水準により近付きつつある金に続き、BTCが10,500ドルのレジスタンスレベルを上抜けた。

興奮はビットコインのディリバティブ市場にも波及し、主要取引所間の先物契約の取引合計が186%まで増加し、3月13日の相場下落以来の1日当たり最高取引高である約440億ドルに達した。さらに、新たなボラティリティによりさらなる利益が生まれることへの期待から、未決済建玉の合計が49.5億ドルに達した。

出典: Skew

金は見たところ、銀とBTCを含む「ゼロキャリー資産」の戦いをリードしているようだ。私たちが以前の分析で述べた通り、ETHは暗号資産の新たな強気の勢いの先頭に立ち、年初来の収益では現在ビットコインを上回っている。

出典: Trading View 

金とBTCの高まる相関性にも関わらず、「BTC/Gold」には明確な上昇傾向が見られる。BTCは金のいくつかの重要な属性を手本とし、暗号資産の愛好家から「デジタルゴールド」と呼ばれている。従って、BTCが現代の資金逃避先として徐々に受け入れられているのは、驚くべきことではない。

出典: Skew

出典: TradingView

金とBTCの「シンクロナイズした」強気の勢いは、世界の経済復興が思うように進まない中での、ドルの急激な弱体化と関連づけることができる。米ドル指数は94台まで低下。ドルの衰退は、FRBの膨張を続けるバランスシートと財政赤字も原因の一つである。370億ドルのモーゲージバック証券を実質的に毎週購入し続けた結果、FRBの総資産は先週7兆ドルの水準まで再び回復した。

出典: Economic Research, Federal Reserve of St. Louis

議会予算局が今後数年、産出量ギャップが続くことを予測したように、連邦政府の政策は米国経済を支え続けていく。これは、経済が急速に回復しない限り、米国の金融政策の引き締めはないことを意味する。今年の財政赤字もGDPの約18%まで増加し、戦時の記録に迫ると予想されている。過去のinsightの記事で述べた通り、金融緩和政策はデジタル資産を含む実物資産を支える可能性が非常に高い。

出典: The Balance